【変わらないのは有権者のおつむに他ならない】

聞けば聞くほど不思議に思えてならない
そもそもアベノミクスはどのような理屈で景気が回復するというのか
明確に説明できる有権者がいるのだろうか
日銀が金融緩和することで意図的にインフレを引き起こし
円安を誘導して物価を上昇させる
「これから物価が上昇するなら、貯金より先に物を買っておこう」という心理が膨らみ消費が拡大
これによりカネが回り始め 景気が上向く?
企業には為替コントロールで利益をもたらすから設備投資、給与を上げろという理屈
結果 物価が上がるのならば節約をしようとする人が多くなった
利益が出たから無借金経営 危機に備えての内部留保溜め込みとなった

こんな単純な理屈が論じられることなくアベノミクスが争点化されている
株価はこの2年間で2倍になったが消費は増えていない
それもそのはず世界市場の金のやり場がなくなり上昇したに過ぎず
企業の業績と株価のかい離は依然大きい
自公が政権を続けたところでできることは依然金融緩和しかなく
これに以上金融緩和を続けたところでその先に待っているものは格差拡大以外の何物でもない
明日の大雪で投票率が低ければ自民党の絶対得票数は下がるだろう
もしも有権者数の1割程度しか自民に入れていないという状況になれば・・・
選挙後の内閣支持率はちょっとした出来事で急落するだろう
国民の大多数が安倍政権を支持しているというわけではないからだ
果たして「信任を得た」と言ってやりたい放題ができるのかどうか
自ら政治不信をつくり出しておいて、投票率が下がり、それを良しとしている政権
「どうせ変わらない」と国民に思わせ解散のタイミングも計算された
・集団的自衛権
・原発再稼働
・マイナンバー制度
・特定秘密保護法
どれをみてもこの先にあるものは統治国家以外の何物でもない
アベノミクスはアホノミクスだから故にアベコノミクスになる

それを選ぶ「どうせ変わらない」なる有権者たち
変わらないのは有権者のおつむに他ならない

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