進まぬ光学設計を後目に独り花火を観る
花火以上に心から待ち望んでいた雨が降る。
あかたも僕の元へ訪れたかのような雨は
人間の作った花火を一緒にせせら笑ってくれた。
しけた花火を一喝。
ついには花火大会を中止に追い込んだ。
望みを口にしていたものの、まさかこれほどまでに予想通りになるとは・・・
こんな嬉しいことはない。
きっと祖父母と親父のもとへ叔父叔母が逝って、
皆で家に帰ったものの僕以外誰もいない変わり果てたお盆に怒ったのか
それとも淋しがり屋の僕に雨が見かねて元気付けに来たのか
確かに久々の雷音は僕に元気をくれた。