【花火】

いつ見てもそのはかなさに人生を重ねてしまう。
小細工をした花火よりも大きく円く散る花火の方が美しい。
でも大方は小さくいびつな花火。
大空に高く上り逝くもの
地上にてはじけるもの
散り逝くその一瞬に何を想うのか

夜中、東の空高く輝く星座を見つける。
その人を思ひては名を呼ぶ。

高く天空から何を想い低き花火を見下ろしていたのだろう。

カテゴリー: 長岡暢の視点 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。