【寒露2026】

16年の歳月を乗せて
あの日の風が 今も肌を刺す
いつしか一年のなかで この季節の風が
もっとも深く 記憶の底に響くようになった
この冷たさこそが 冬へと向かう気力を育てる
だからこそ私たちは、万物が息をひそめる冬を
気高く 乗り越えていけるのだろう
悲しい言葉には 光のような調べを
眩しい言葉には 影のような調べを
相反する音色が この風のように 心を震わせる

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