16年の歳月を乗せて あの日の風が 今も肌を刺す いつしか一年のなかで この季節の風が もっとも深く 記憶の底に響くようになった この冷たさこそが 冬へと向かう気力を育てる だからこそ私たちは、万物が息をひそめる冬を 気高く 乗り越えていけるのだろう 悲しい言葉には 光のような調べを 眩しい言葉には 影のような調べを 相反する音色が この風のように 心を震わせる