【エンゲル人からの脱皮】

日経日曜版1面「チャートは語る」は「働きがい改革」
読めば仕事に熱意を持っている人が6割弱(56%)と
世界23ヶ国中最下位なのだという
労働時間が減ったにもかかわらず何故に6割にとどまっているのか
記事では「日本企業の組織運営の改革の遅れ」
上意下達の組織風土や年功序列によるポスト滞留など 
旧来型の日本型経営が社員の働きがい低迷に影響しているのだという
記者の井上孝之氏は「エンゲージメント」なる投資家の新たなる指標を紹介してまとめている
おいおいそこか・・・?
そもそも「働き方改革」は何度も言ってきたように「働かない改革」だろう
「休みを増やすからどんどん遊んで消費を拡大して」と舵を切ったのはアベ
挙句の果てに観光立国を打ち上げ円安誘導
一泊50万~100万の外国人相手のホテルを粗製乱造している今日がある

長年 政治屋が仕事人でなく労働者とみなしてきたつけが現れただけのこと
増税を続け国民から税金を搾取し続けた結果
「夢を追うため」の職業選択などでなく「食べるため」のエンゲル目的の職業選択と化した
結果若者が「家族皆が無事平穏に人生を送ることができればそれでいい」と化した
政治屋が「今だけカネだけ自分だけ」と国民そっちのけで私欲に走ったことなどを見れば
根源は政治にあることは言うまでもない
意味なき既得権益を作っては あぐらをかいてやっている感

そんな現実があるにもかかわらず
自民党がのこのこ連合に近寄り「この状態を改善しなくてはならない!」などと
自分らが作った愚策は野党が作ったがごとく発言

資本主義の上に株式会社がある限り
株主の意向を重視するのは当然のこと
ならば従業員の株主比率を高めればよきものを それもせず
故に労働者諸君とみることしかできない
それが人材を人財として扱った旧日本型経営に原因つけるのは荒っぽい分析

夢を持って起業するのであれば株式などでなく自己資金で始めることだ
他人(投資家)に迷惑をかけてまで夢を追ってはならない
そして何度も言うように
今日リスク少なくして夢を追うには
・「起業」でなく「継承」
・国策の逆を行くこと
そこに生活目的のエンゲル人からの脱皮がある

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