【店先で消費税を考える】

原油をはじめとした昨今の物価上昇に何故に誰も異論を出さないのか
そればかりか近頃国を挙げて「日本の物価は安い」「物価が安いから給料が上がらない」
などと嘯く発言を耳にしたり目にしたりする
消費税に目が届かぬように国は内税表示を推奨した
しかし小売りは無言の抵抗
店先で消費税を考えた

消費税ができる平成元年以前は財政赤字は減っていた
財政赤字の原因を社会保障に成すりつけその犯人は財政再建を名目とした公共事業の浪費に他ならず
「社会保障のため消費税は不可欠」は大企業や高額所得者の減税の穴埋めに消えた
その結果大企業は多額の内部留保を手にして高額所得者が急増したことなど
新聞を読んでいれば明らかなこと
「格差社会」なる言葉が生まれたのも消費税導入以降
それ以前は「一億総中流社会」と呼ばれていた

消費税は金持ちの負担が小さく 貧乏人に負担が大きいことをみれば
如何に不公平な税金であるかがわかる
そしてこれこそが格差社会の諸悪の根源であることがわかる
となれば何処に増税をすべきかは猿でもわかるはず
でもそれをしないのは増税ボタンを作る政治屋自らが高額所得者であることに他ならない
ボトムアップvsトップカットは三角形の面積の問題は何年生?
おバカな世襲議員やタレント議員、脳みそ筋肉のアスリート議員にわかるはずもなく

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