【花火】

秋雨前線が9月を連れてきた
いくらほほ笑みの時間を積み重ねても時は短く
哀しみはすぐにやってくる
だからいつも哀しみと隣り合わせでいた方が呼吸しやすい

幾度となく花火を見て人は何を想うのだろう
花火は人生に似ていて
どんなに大きな花火も とても短く咲いては消える
故にその儚さのほうが尾を引いてしまう
だから見ない
こだまする音でさえうるさく    
それでもこの時期を過ぎなければ 彼岸花が咲く季節はやってこない

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