【洗心荘】

ずっと左の壁の孫の写真を見ていたのだろうか
左の眼尻に涙の乾いた結晶が溜まっている
何を想っていたのだろう
いつもように話しかけてはアイコンタクト

紺碧の夜空に高く見下ろしている美しき望月が
やさしき月光を降り注いでくれる

この世で初めに愛を注いでくれたように
今この人によって生かされている自分がいる

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