【先の見えぬ金星人たち】

ようやく池に氷が張ったものの雪はなく
晩秋のまま年が明けた

海洋の酸性化が進み二酸化炭素を分解しきれなくなるのだという
Cop21の目標をクリアーしたところで効果はなく
それでも首相自らの原発外交は続く
経済支援→設備投資→雇用拡大→賃金アップ→消費向上
たとえ大気中に二酸化炭素が充満しようとも
たとえサンゴが死に絶え生態系が変わろうとも
経済が潤えばいい

流れを変えることなどできるはずはなく
流されるままに舵をとるしか選択肢はない
しかしそのことすらできない金星人たちには先が見えていないらしい

目先に追われ時を費やすことが生きることなのだとすれば
底なしの経済津波が世界を呑込む

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