【この時期に思うこと】

盆と正月に帰郷する子供たち
近況を報告しあっては無事を喜び
別れ時は再開を誓い合っては涙する
日本のよき風習がそこにある
風習は躾によって生まれる
そして間によっても生まれる
親とともにいれば親は子を甘やかし 子は親に甘える
だからして かわいい子には旅をさせろという
子ばかりでなく大人にも同じことが言えるのかもしれない
夫婦となれば夫は妻に 妻は夫に甘える
だからして成長せぬ大人が生まれる
だからと言ってみなが独りで何もかもできるはずなどもなく
そこに分担と共生が生まれる

母の姉からまめの煮つけをいただく
昔母がつくってくれた味がよみがえる
味には素材の持つ味以外に 想い出からくる味があることを
この年になって気づく

いつものように箱根駅伝が流れる
いつまでもそんな平和なことが続けばいいのだが
知らぬうちに消滅してしまったことに気付く

カテゴリー: 長岡暢の視点 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。