政(まつりごと)

雨は何故か心落ち着かせてくれる。
雨音が何かを問いかけているのかもしれない。
政治は右に曲がろうとしているにもかかわらず、台風は左に曲がった。
せっかく真っ直ぐに上がってくる素直な、根性のある台風だと思ったのに・・・
原因は高気圧。台風も高気圧には弱い。

皆には申し訳ないが、諏訪は風が吹くだけ、

諏訪では新作花火大会を雨天決行するという。
「台風何ぞ、何のその。」なのだろうか?

花火は季節に流される行事のひとつ。
開いては消えゆく花火にはかなさを感じるのは昔から変わらない。
それを知ってか、知らぬか、諏訪では冬でも花火をあげることがある。

まつりごととはよく言ったもので、政治も祭も同じなのかもしれない。
領土・人民を統治することを目的としている。
みな作り事。政(まつりごと)

【パートの厚生年金見直し】
社会保障と税の一本改革のはじめとして労働時間を見直し、非正規労働者を正社員と同様に厚生年金や企業保険に加入させるつもりだ。
これにより年金制度の歪みを解消しようとする狙いがある。
現実問題として専業主婦(第3号非保険者)は保険料を払わなくても国民年金がもらえる実態を考慮すればある程度の納得はできるものの、痛みを伴う小手先の改革であり、現状年金の全体的な改革(年金の一元化)をした方が痛みは少ない。
健康保険料も同様なこと。企業にとっては負担増になり、海外進出が加速する。
何故に歳出を抑えることをせずして、税収を増やすことばかりを考えるのか?
少しでも自分に影響の出ることはしようとしないのか?
ここにも役人天国をめざす所以が見える。

【海外進出・金融・国支援】
今後経済津波が増すことに目を付けた金融機関が企業の海外進出を後押しし始めている。
企業は生き残りをかけ、金融機関にとっては事業拡大による融資を増やすのが主なる目的。
みな業を主体に動いているのだからして遠方(その先のこと)など考えないのだろう。
ところが国が金を出してまで支援するとなると、理解に苦しむどころかどうにもなるまい。
円高効果を利用しての措置とのことだが、企業からすれば国はめでたい金づると化している。
目先を見る(業を追う)のは民間であり、先に誘導するのが政(まつりごと)でなくてはならない。

 

 

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