【死後のわれは身かろくどこへも現れむたとへばきみの肩にも乗りて】

心地よき雨の日が続く
この時期が一番好きなのはなぜだろう
草木の生命を感じるからか
でも暮れゆく秋雨もいいわけで
結局湿っていればいいのかもしれない

川端康成の恋文が見つかったというNewsがラジオから流れる
如何に川端康成文学の基礎とはいえ 内容までをもアナウンサーが読み上げるというのは・・・
文学しかり芸術しかり・・・
この国には依然「偏見」が存在する
中条ふみ子(歌人)への批判を川端の推薦文でかわしたことを6日の新聞で知る
恋愛は常に苦悶するからこそ美化され 文学になり 音楽になり 芸術となる

それが利己主義が氾濫した現代はどうだろう
ストーカー 身内殺人 無差別殺人・・・

音にも 文字にも 映像にも触れられないほどのドン底(苦悶)を知らないからこそ
生かされていること 信じること を悟らないのかもしれない

死後のわれは身かろくどこへも現れむたとへばきみの肩にも乗りて

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