【風樹の嘆】

新月の雨はやさしく
車のしぶき音が指向性をもつ

幾度となく勇気をもらいに通うその窓辺に
君は風樹の下で雨音を耳にしているだろうか
文字に託すことしかできぬ この哀しさを

でも やがてその時が来ることを信じ
風雨に更ける

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