レーザーオートコリメーター

近年オートコリメータはCDピックアップと共に開発が進められてきました。

 

そしてその多くは目視検査である本来の使用目的から計測目的へ変移してきました。

 

しかしその多くはコリメータ本来とはかけ離れたユニット設計が多く、

 

そのほとんどがコリメータレンズ単体の収差を無視した製品が目につきます。

 

弊社ではコリメータレンズ系の収差を十分に補正すべく理論値に近い光学系を開発しております。

 

ユニットはユーザー様の仕様を満足すべくそのほとんどがセミカスタム又はカスタム対応となっております。

 

ここに紹介するユニットはベースとなるユニットです。

 

従いましてお客様の仕様によりフィットした広い仕様にお答えすることが出来るものと確信いたします。

 

・現場で鍛え上げられたシンプルシステムによる使い勝手の良さ(コリメータ本体+ラインジェネレータ<DLG-1S>+モニターTV)
・広い測定範囲(分解能に合わせた測定範囲を選択)
・高い拡張性(目視検査からパソコンによる自動測定まであらゆるニーズに対応します)
・専用ソフトの開発(自動測定におきましてお客様の仕様にフィットすべく専用ソフトを開発します)
・広範囲なアプリケーション対応
 ⇒光ディスクのオプチカルフラット、反り、反射率、反射率異常、異物、傷の測定、検査
 ⇒光ピックアップレンズのチルト測定
 ⇒各種光学部品、加工部品のチルト測定

基本構成

市販品につきましてはユーザー様のお手持ちの物に対応することも可能です。

オートコリメータを用いるに際しての注意事項

■照明方式による分類

明視野
反射像は明るい視野の中で黒い線として見えます。
対象物に反射率のよい平面鏡を使用するようなときには、コントラストの高い像を得ることが出来ます。

暗視野
反射像は暗いバックライトに輝いた線として見えます。
対象物に反射率の低い平面鏡を使用したときや、反射面の面積が小さい場合使用すると有効です。

■直読式と測微式による分類

直読式 撮像面に於ける反射像のズレ量を直接撮像面に配置したスケールで読みとるものを言います。
本システムのラインジェネレータによるチャートスケール読みとりもこれに含まれます。
測微式 マイクロメータを用いて焦点板を移動させその移動量を読みとるもので、オプチカルパラレルの傾きによる像の移動を応用したものや光電式オートコリメータのようにメータの針の振れ量で読むものを意味します。
メータの針を原点に合わせてマイクロメータで読みとるものなどがあります。

・オートコリメータの出射光はコリメータ光であるので作動距離は理論的に自由に選ぶことが出来ます。
但しこの距離が大きくなるに従って視野が小さくなる為に離せる距離は要求仕様から必然的に限られることになります。
・光電式オートコリメータは感度が高いことから測定中の振動、及び作動距離間の空気の揺らぎなどが測定精度に大きな影響を与えます。
この為、防振台や囲いなどによる対策が必要となります。


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