オールドレンズは画質は無論その素性を知ることが楽しみの一つでもある
A.Schacht社はAlbert Schacht(アルベルト・シャハト)という人物がミュンヘンにて創業したレンズ専門メーカーとのこと
マニアの調査力にはただただ敬服する
このレンズは引き伸ばし用らしい。これをライカ・スクリューマントに改造して距離計連動してほしいとのこと
真面目に作ればWヘリコイド構造にすべきなのだができるだけ低コストに抑えたいなる条件に思案
今回はWカム構造としたものの
ピント調整はファインダー内の像で確認するしかなく微調整に手間がかかってしまった
でもその甲斐あって繰り出し量の調整が比較的楽に行えるアダプターが出来上がった
大手メーカであればすぐに特許だなどと騒ぎ立てるのだが
さりげなく公知にする方がいい
残念ながらテスト画像は撮れないが外観だけでもお披露目


Albert Schachtは戦前にCarl Zeiss, Ica, Zeiss-Ikon, Schteinhailなどに在籍し
戦後1948年に独立してA.Schacht社を創業、同社は1950年代から1960年代にかけてスチル撮影用レンズ、引き伸ばし用レンズ、プロジェクター用レンズ、マクロ・エクステンションチューブなどを生産
1970年まで存続し最後はSchneider社に吸収され消滅している
中小レンズメーカの宿命なのか創立者の情熱とともに消えて逝く