Gyoromegane

より広い視野を得るために
世の中を丸くするために
そして やさしく生きるために

開発経緯

この製品の開発動機は一人の網膜色素変性症の方からのmailにて始まりました。

それまで聞いたこともなかったこの病気は徐々に視野が狭くなり、視力を失うこともある遺伝性の病気で、治療法が確立されていない難病であることを知りました。

視野を広く持つということは誰もが生きて逝く上で必要なこと。

私共にできることとしてGYORO8をベースに「Gyoromegane」を作ってみました。

他に視野狭窄症などにも有効であれば何よりです。

カタログ

丸子中央病院 野原先生

Gyoromeganeを発表と同時に丸子中央病院の野原雅彦先生が注視。
平成25年11月16-17日に福岡で行なわれた、第54回視能矯正学会にて発表をされ、その原稿を昨日(2013年11月28日)わざわざ持ってきていただいた。

一年以上も経って初めてお会いした野原先生は気さくな方で、要点のみを話される端的な先生。
人に思いを伝えるということはこうでなくてはならない。

早速Gyoromeganeの特徴欄に掲載をすることとなる。
モノづくりで大切なものは現場の声。と同時に如何にリーズナブルに作るか?

大手は市場がなければモノづくりはしない。
でもそれでは困った人を助けることはできない。
自分にできることは何なのか?
自分の知らないところで多くの方々から意見をもらえれば・・・
こんなうれしきことはない。
Gyoromeganeの次の目標が見えだした気がする。

丸子中央病院をはじめ安曇野赤十字病院、信州大学、諏訪赤十字病院、富山病院の眼科関係者の方々にお礼を申し上げます。

超広角魚眼レンズによる視野拡大についての検討

特 性

乾 有利、宇津木 航平、川端 陽子
真生会富山病院 アイセンター

【目的】
網膜色素変性症や末期の緑内障では視野狭窄を引き起こし、特に残存視野が20度以内の場合、著しい視機能の低下となる。視野障害のロービジョンエイドとして、望遠鏡を逆にのぞいたり、凹レンズを活用する事で視野を確保することが提案されている。
昨年、中心視野を拡大する眼鏡としてGyoro megane®が発売されたので、その特性を調べた。

【対象と方法】
正常眼ボランティア10名(男性3名6眼、女性7名14眼)平均年齢28±3.0歳を対象にGyoro megane®装用前後での遠近視力(log MAR)、コントラスト感度、立体視を測定した。
視野はピンホールを用いて模擬的に中心性視野狭窄を作り、GPにて視野を測定し面積解析ソフトを用いて比較した。
また、模擬的な視野狭窄の状態で、歩行と階段昇降のスピードの変化、後方から近づいている物体を察知するまでにかかる時間を測定した。

【結果】
遠見視力は1.5から0.2、近見視力は1.0から0.25に低下し、コントラスト感度も全周波域で低下した。立体視も下がった。
視野は、視襟V/4で44.00倍、I/3で4.40倍になり拡大した。
平らな場所での歩行スピードは変わらなかったが、階段昇降のスピードは低下した。
後方からの物体を察知する時間は短縮した。

【結論】
Gyoro megane®を装用することで中心視野は拡大するが、視力は低下する。
処方の際には、この特性に気を付ける必要がある。

[利益相反公表基準:該当 無][倫理審査:承認 有] [IC:取得 有]

仕 様

掲載記事

2014年11月4日
日経産業新聞
2014年11月4日
日経産業新聞
2014年11月5日
日経産業新聞
2014年11月6日
日経産業新聞

Gyoromegane(単眼)

一人の方のために即興で作り上げたGyoromeganeは多くの方々からいろいろなご意見をいただき、正直反響が大きかったことに驚きました。

そのなか人に単眼を作ってほしいとの宿題があったことを思い出し、
2014年サイト・ワールド前々日(2014年10月30日)に製品化にこぎつけることができました。