【迎え盆】

ドヴュッシーを聴きながら変わりゆく雲を愛でれば いつもの日美
今宵の月はどんな光をくれるのだろうと期待していたのだが
梅雨のままの盆となった

迎え火を焚き今年もまた父や祖父母らを迎えても 何のもてなしもできず
せめて精霊馬と精霊牛の出来栄えに微笑んでくれるだろうか
3日間 昔を回想しながらも 現状の堕落さを見てもらうしかなく
洗心荘の母に語り掛ければ 何か我に返った目つきにうれしくなる

せめて一緒に雨夜にも似合うドヴュッシーでも聴きながら
あの世の話でも聞こうか

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