【国にも責任がある】

知床遊覧船転覆事故で事故を起こした運航会社の社長は
「国にも責任がある」と申し立てた
これに対しマスコミこぞってパッシング
国は異例の事業許可を取り消した
無論社長自身が言うのはおかしいかもしれない
でも今のこの国で「国にも責任がある」と言える賢者は無に等しい

福島第一原発事故を巡る一連の最高裁では
千波予見可能性を否定した
事故の原因は違えども防げた事故であることに間違いはない
遊覧船転覆事故とは国土交通省の指導巡視のチェックの甘さ
福島第一は「ここより下に家を建てるな」なる先人の忠告の軽視であることをみれば
「まったくの想定外」が原因で起こる事故などないといえる
でも国は責任回避

遊覧船転覆事故発生当時 国交省の斎藤鉄夫は国の非を認め謝罪するも
数日後一転強気に出た
福島第一も専門家の想定を超えたと国の責任を退けた
オウムは実行犯のみならずグル(麻原)にも責任が問われた
やってる感だけの国に諸悪の原因があることは明らか
やってる感だけだから原因追求もせず法による罰則管理のみ
技術的な対策も打てないこのくにはもはや技術立国でも何でもなく
責任回避の国に対し国民は泣き寝入りする体たらく

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